/focustarget コマンドの説明が実際の挙動と異なる(誤「ターゲットしたキャラクター」正「現在のターゲット」)

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発生日時:2024-11-27 18:00 JST 頃
発生頻度:必ず発生
キャラクター名@ホームワールド名: Mikoko Miko @ Ultima
ゲーム内時間:時間を問わず発生
エリア名/フィールド座標:場所を問わず発生・下記手順は 低地ドラヴァニア/X:22.4 Y:16.6 Z:0.6 にて実行

手順:
(1)マクロ管理を開き、/focustarget のテキストコマンド内容を確認する。
Quote:

/focustarget
(略)代名詞を省略した場合は、ターゲットしたキャラクターをフォーカスターゲットにする。(略)

(2)マクロ管理を開き、/targetlastenemy のテキストコマンド内容を確認する。
Quote:

/targetlastenemy(/tle)
最後にターゲットした敵をターゲットする。

(3)マクロ管理を開き、下記のマクロを作成する。
/target <attack1>
/target <me> <wait.3>
/echo ( t: <t>, lt: <lt>, le: <le> )
/focustarget
/echo ( t: <t>, lt: <lt>, le: <le> )
/targetlastenemy
(4)木人とアーススプライトの両方がターゲットできるように自身の位置と向きを調整し、木人に攻撃1マーカーを設定する。

(5)上記マクロを実行してから3秒以内にコントローラーの十字キーを押し、自身をターゲットしたままアンカーサークルをアーススプライトに合わせ、待機する。

(6)ログに "( t: アーススプライト, lt: 木人, le: 木人 )" と出力されたことを確認する。

(7)アーススプライトがフォーカスターゲットになったことを確認する。

(8)ログに "( t: アーススプライト, lt: 木人, le: 木人 )" と出力されたことを確認する。

(9)ターゲットが自身から木人に変わったことを確認する。

(10)/focustarget コマンドの実際の挙動が、説明通り「ターゲットしたキャラクターをフォーカスターゲットにする」のではなく、「現在のターゲットをフォーカスターゲットにする」であったことを確認する。


 「ターゲットしたキャラクター」「現在のターゲット」等の用語は、他のテキストコマンドの用例を見る限り、アンカーサークルの利用を考慮に入れて使い分けされているものと認識しています。アンカーサークルで選択中のキャラクターは、ターゲットを確定してターゲットリングが表示される状態にしない限り、「現在のターゲット」であって、「ターゲットしたキャラクター」として扱われることはないはずです。

 ログの<t>の中身、つまり「現在のターゲット」はアーススプライトのまま変わっていないことがわかります。ログの<le>の中身と /targetlastenemy の実行結果から、アーススプライトは「最後にターゲットした敵キャラクター」ではないことがわかります。最終行まで新たに他の敵キャラクターをターゲットしていないので、「ターゲットしたキャラクター」にならなかったことになります。ログの<lt>の中身は自身でないので、「ターゲットしたキャラクター」が自身だったことになります。フォーカスターゲットになったのは、「ターゲットしたキャラクター」である自身ではなく、「現在のターゲット」のアーススプライトです。これは「ターゲットしたキャラクターをフォーカスターゲットにする」という説明と矛盾しています。実際の挙動は「現在のターゲットをフォーカスターゲットにする」です。

 アンカーサークルの用途を考えると、コマンドの挙動に問題はなく、説明文側に不備があるものと見受けられます。 /focustarget の「ターゲットしたキャラクター」の部分は、英語版では "current target" となっています。直訳すると「現在のターゲット」ですが、/marking では「現在ターゲット中のキャラクター」や「選択した対象」という表現が使われていました。/focustarget の実行例でも「選択した対象」となっています。個人的には、ターゲットという単語を使わずに統一していただくほうが紛らわしくなくてよいと思います。また、キャラクター以外のもの(マーケットボードやリテイナーベル等)もフォーカスターゲットやマーキングの対象に取れるので、キャラクターという単語を使わないほうが正確だと思います。

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