海外のプレイヤー達が考える吟遊詩人の具体的改善案

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海外のコミュニティであるThe Balanceの詩人チャンネルで議論された意見を、詩人チャンネルのモデレーターであるinfinitestoryさんがまとめたものになります。日本のフォーラムでも広めてほしいとの依頼を受け、翻訳・投稿を代理しています。

-以下本文-

こんにちは、私はアダマンタスサーバー(北米リージョン:エーテルDC)のVerzell Varionです!私は紅蓮のリベレーターのリリースから詩人をメインジョブとしており、詩人のゲームプレイについての意見交換が頻繁に行われているディスカッションフォーラムのモデレーターでもあります。北米リージョンでレンジロールをプレイするプレイヤー達が持っている詩人についての考えを伝えることと、詩人のゲームプレイの改善方法についていくつかの提案をするためにこの投稿を書いています。

北米リージョンの詩人プレイヤーの間で一般的な意見は、漆黒のヴィランズで詩人はそのゲームプレイの重要な特徴の一部を失っており、紅蓮のリベレーターでそうだったようなインタラクティブ性に欠けているというものです。また、DPSロールで最も出せる火力が低いレンジロールの中でも、詩人の火力は目立って低いと言われています。これらの要因から漆黒のヴィランズの間、北米リージョンでの詩人の人気は下がり続けています。しかし、いくつかの微調整によりこのジョブをプレイする上での満足度が格段に上がると考えています。

北米リージョンのプレイヤー達が、以前と比べて詩人がインタラクティブでないと感じている主な理由は以下の通りです。

・「サポート」という感覚の希薄化
以前では、詩人にはゲーム自体や他のクラスについてよりたくさん学んだプレイヤーに大きな見返りがありました。詩人の最も強力なサポートスキル(魔人のレクイエム・バトルボイス)は詩人をプレイするプレイヤーが使うタイミングを決める必要があるものでした。そのため、パーティーメンバーが最も強力なスキルを使っているタイミングを把握し、それを中心にプレイすることは詩人を扱うプレイヤー次第でした。これにより、他のパーティーメンバーと直接やり取りをする「サポート」クラスという感覚が強くなっていました。
・柔軟性の減少
紅蓮のリベレーターでの詩人の特徴のひとつはその柔軟性でしたが、私たちプレイヤーは漆黒のヴィランズでそれが薄れてしまったと感じています。魔人のレクイエムはこのゲームで最も柔軟性の高いサポートスキルの一つでした。さらに、アイアンジョーの着弾威力がヘヴィショットに近かったことから、パーティメンバーからのバフに応じてdotが切れる寸前ではない早いタイミングでdotを更新することも可能でした。
・ゲームプレイ自体の単調化
ストレートショットが削除されたことでGCDの種類が少なくなっており、特に軍神のパイオンを歌っている最中に時折、詩人を面白みのないものに感じさせてしまうことがあります。

私たちは上記の特徴により、パーティーメンバーに効果的にバフを付与することで見返りがあったり、パーティーメンバーからのバフを効果的に受けたり、パーティーメンバーと連携することで恩恵を受けたり、といった「サポート」という感覚が生まれていたのではないかと考えています。この感覚は歌によって付与され常に効果のあるパッシブバフでは十分に得られるものではないと感じています。


ここから私たちが考える詩人のゲームプレイの感触を向上・改善させ、実装やその後のバランス調整が難しくないと思われるいくつかの案を紹介します。私たちはこれらの変更が詩人を大きく強化することになることは認識しており、他の部分で弱体を受けることがジョブバランスの観点から公平であることも理解しています。ただゲームプレイの感触は全体的に改善されると考えています。
最初の3つの案は全体として最も望まれているもので、詩人のシステムを全体的に大きく作り直さなくても、そのうちのどれか、あるいは全てを実装することが難しくないと考えています。

・エイペックスアローをもっと柔軟に使えるスキルにする。
今の調整ではエイペックスアローがGCDスキルであることから、使用頻度を出来るだけ低くしソウルボイスが100の時に使用することが一般的に最も効果的です。1つの案としては、基本威力を上げて使用のために必要なソウルボイスを踊り子の剣の舞いのように50にするというものがあります。これにより、紅蓮のリベレーターの時のアイアンジョーのように、パーティーメンバーからバフをもらったタイミングでエイペックスアローを使えるようになります。これは現在のエイペックスアローに比べて使用頻度が2倍になることも意味するため、GCDスキルの種類が増えることにもなります。また、ソウルボイスの発生率を上げることが、一般的にはゲームプレイの感触の向上につながるとも考えています。
・魔人のレクイエムを再度追加する。
前述の通り、魔人のレクイエムはその柔軟性とパーティーメンバーのスキル回しとの相互作用からユニークなものでした。私たちは魔人のレクイエムが紅蓮のリベレーターの時と全く同じスキル効果であるということは特に望んではいません。実際に、それが前とは多少異なっていた方が良いと考えています。私たちは魔人のレクイエムが学者や召喚士のエーテルフローと同じようなチャージシステムを基本とし、シングルターゲットにデバフを付与するスキルになると良いと考えています。この変更で魔人のレクイエムが効果範囲内の複数のモブのヘイトを取ってしまうようなことはなくなり、使用に際してMPに依存しないようにもなります。
・リフルジェントアローを使用するための「ストレートショット実行可」バフを複数スタックできるようにする。
これはリフルジェントアローが召喚士のルインジャのようになることを意味します。この変更は詩人の柔軟性を向上させると同時に、猛者の撃やパーティーメンバーからのバフを上手に利用したプレイヤーへの見返りにもなります。現状では、ストレートショット実行可が付与された状態でdotの秒数が3秒を切っているとアイアンジョーを使ってdotを更新しなければならず、その場合アイアンジョーの追加効果である「ストレートショット実行可を付与する」が無駄になってしまうことがあります。この仕様は多少ぎこちなく、そして直感的でないと感じています。

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